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映画編集長のおススメ映画コラム
やってはいけない映画しりとり
暇つぶし
ゴーストバスターズ コレクターズ・エディション [DVD]
 だいたい金があるときは忙しいもので、反対に暇なときというのは金がない。十代の頃というのは間違いなく後者で、暇とエネルギーはものすごくあるのに金がない。そりゃもうびっくりするくらいない。
 だもので、暇をつぶそうにも金のかかる遊びはできない。そこで、金のかからぬ暇つぶしを考えることになる。
 たとえば、マッチ棒で姫路城を組み上げたり、米粒に小さな字で般若心経を書いたりする。
 そこまで行けば大したもので、うまくするとテレビに取り上げられてちょっとした有名人にもなれるのだが、通常はもっと下らないことをやってしまう。
 たとえば、こうだ。
 「スプーンをひたすらこする」
 ちょっとどうかしている行為だが、なぜこんなことをするかというと、つい考えてしまうからだ。
がんばれ!ベアーズ [DVD]
 「もしかしたら、曲がるんじゃないか」
 実に駄目である。
 こういう暇な人間が何人か集まると、ついついはじめてしまうのが「しりとり」である。なんかこう、もうちょっと他にないのかと、と思うのだが、しりとりが始まるのである。
 少なくとも私はそうだった。
 実に駄目である。
 ところで、しりとりは「ジャンルしばり」を伴うことも多い。
 「食べ物しりとり」「有名人の名前しりとり」といった具合。
 私が学生の頃、物知りの先輩から教わった箴言にこういうものがある。
 「映画タイトルしりとりはしてはいけない」

映画しりとり必勝法
頭上の敵機 [DVD]
 「してはいけない」というと、少々語弊があるが、要するに「しても無駄だから」というのが趣旨である。
 先輩はこう言ったのだ。
 「『ズ』で終わる映画の題名は山ほどある。それに比べて『ズ』で始まる映画は極端に少ない。ゆえにしりとりが成立しにくいため、してはいけない」
 なるほど、「ズ」で終わる映画はいくらもある。カタカナ題で英語の複数形のものはすべてそうだ。
 「スター・ウォーズ」(1977)、「ゴーストバスターズ」(1984)、「スキャナーズ」(1981)、「がんばれ!ベアーズ」(1976)
 それ以外にも「燃えつきた地図」(1968)、「原子力潜水艦浮上せず」(1978)なんていうのもある。
ズール戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
 では、「ズ」で始まる映画はどうか。
 先輩がわけしり顔で教えてくれたところによると、たった二つしかないのだという。
 ひとつはこれだ。
 「頭上の敵機」(1949)
 「ローマの休日」(1953)のグレゴリー・ペック主演の戦争ものである。
 もうひとつはこれ。
 「ズール戦争」(1964)
 高校で世界史を選択すると習うと思うが、南アフリカのズールー王国とイギリスが19世紀末に戦った。これを描いた作品なのであった。
 2作品しかないゆえ、3度「ズ責め」した時点で勝負あり、というのであった。
 確かに。
 そんなわけで、学生時代の私は先輩の教えを忠実に守り、映画しりとりのたび「ズ攻撃」をしたのであった。
 いや、教えは「してはいけない」ちゃうかったんか。

ネットは便利
スター・ウォーズ 新たなる希望(エピソードIV) (リミテッド・エディション2枚組) [DVD]
 当時はインターネットなんてものがなかったので、調べ物も今ほど容易ではなかった。だから、「ズ」ではじまる映画も、先輩が2本しかないというんだからそうだろうと思っていた。だが、便利な世の中になった。今では何でもインターネットで調べられる。
 そこで、「ズ」ではじまる映画を調べてみたところ、他にもあった。
 「頭上の脅威」(1964)
 さきほどの「頭上の敵機」と題名が似ているが、こちらはフランス空母とUFOの遭遇を描いたSF映画らしい。
原子力潜水艦浮上せず [DVD]
 こういうのも見つかった。
 「ズンドコズンドコ全員集合!!」(1970)
 いきなりなことになっている。ズンドコ。こいつは一本取られた。
 ある程度の年齢以上の人なら「全員集合」という部分でぴんと来るだろうが、その通り、これはドリフターズが主演したコメディ映画なのである。
 余談ではあるが、「ズンドコ」と「どん底」は結構似ているので注意が必要だ。
 間違って、「絶望と悲しみのズンドコです」なんて言った日にゃあ、そりゃもう。何だかむしろ楽しそうじゃないか。
 こんなのもあった。
ずべ公番長 夢は夜ひらく [DVD]
 「ずべ公番長」
 ものすごいことになっている。
 「ずべ公」もどうかと思うが、「番長」もどうなんだろう。両方死語ですぜ、旦那。
 これは大信田礼子が主演したシリーズものである。大信田礼子と言っても知らんだろうが、君たちのお父さん世代がどきどきしながら見ていたテレビドラマ「プレイガール」に出てた人だ。女優であり歌手でもある。
 ちなみにシリーズは4作あって、すべて副題が添えられている。
 「ずべ公番長・夢は夜ひらく」(1970)
 「ずべ公番長・東京流れ者」(1970)
ZOO [DVD]
 「ずべ公番長・はまぐれ数え唄」(1971)
 「ずべ公番長・ざんげの値打もない」(1971)
 「夢は夜ひらく」は宇多田ヒカルのお母さん藤圭子が主題歌を唄っているんだぞ。
 しかし、ペースがすごいな。1年に2本だ。寅さんですか。
 ほかには、「ZOO」(1985)というのがある。これは題名どおり動物園を舞台にした作品で、一部でカルト的にファンがついている異色作だ。
 私の学生時代までに限定すると発見できたのはこれですべて。
 しめて9本である。
 2本ということはなかったが、それでもやっぱり「ズ」ではじまる映画は極端に少なかったのだ。

その後の「ズ」
ズーランダー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
 さて、90年代以降にも「ズ」ではじまる映画はいくつか作られている。
 「ズッコケ三人組 怪盗X物語」(1998)
 これもまた結構な題名であるが、有名な児童文学の映画化である。
 「ズーランダー
 これは「メリーに首ったけ」(1998)、「ナイトミュージアム」(2006)のベン・スティラー主演のコメディ。タイトルは主人公の名前である。
 関係ないけど「ズーランダー、ズーランダー、赤白きいろ」と「チューリップ」の節で唄ってみるとなかなかいい感じだぞ。
ZOO [DVD]
 2004年にも「ZOO」という映画が作られている。こちらは邦画で、乙一が書いた短篇集の映画化。同名なのは当然で、表題作は先ほど紹介した「ZOO」にインスパイアされたもの。アニメありホラーあり感動作ありの盛りだくさんなオムニバスである。中でも「陽だまりの詩」は絶品である。
 「図鑑に載ってない虫」(2007)
 「ブラインドネス」(2008)の伊勢谷友介、「バベル」(2006)の菊地凛子。ハリウッド映画出演経験のある国際俳優を二人も使ったぜいたくなコメディである。

気をつけろ、「ず」
図鑑に載ってない虫 完全攻略版(2枚組) [DVD]
 それにしても、「ズ」からはじまる映画というのはどいつもこいつも、どうしてこうも妙ちきりんな題名なんだ。
 やっぱりこれは「ず」という言葉のなんだか間の抜けた響きによるものだろうか。
 知らない人も多いだろうから、教えてあげるけど、「ず」の響きは物事を台無しにするのだ。嘘だと思うなら、試してみよう。
 「いらっしゃいませ」
 という言葉がある。これが、「ず」ではじまってたらどうだろう。
 「ずらっしゃいませ」
 そんな店に誰が行くもんか。
 「ジョニー・デップ」
バベル スタンダードエディション [DVD]
 たいていの女子の人が大好きな俳優だ。
 もし彼が、
 「ズニー・デップ」
 だったらここまでの人気があっただろうか。いや、ない。
 ましてや、
 「ズニー・ズップ」
 だったら。
 「ズズー・ズップ」
 もうこうなると人名であるかどうかも疑わしくなってくる。
 このように「ず」はあらゆるものを台無しにしてしまうのであった。
 恐るべし、ず。クラッシャー、ず。

いい感じの「ズ」
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 ところが、「ズ」にはじまる映画にもいい題名があったのだ。
 「ずっとあなたを愛してる」(2008)
 どうだ、参ったか。
 「ずべ公」とか「ズンドコ」とか言ってたのはどこのどいつだ。
 見ならえ、ばかもの。
 これは、フランス映画でシリアスなドラマである。日本では昨年末に公開された。
 さらにこの映画の優れたところは、「る」で終わっていることだ。
 実は「ず」ほどではないが「る」ではじまる映画も少ない。
 だから、「ず」で返されたしりとりには、この映画で対抗してやれ。
 まあ、「ルパン三世」の映画版がいくつかあるので、それで喰いつなぐことはできるわけだが。
 それでは、これを読み、日々精進して立派な映画しりとりの達人になってほしい。ずんばれ。
 またお逢いしましょう。
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