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「僕の恋は叶わない」

初めまして 🕊
ねこ汰と申します。小説を書くのが趣味なので、書いていこうと思います!地味に初投稿です( ˘ω˘)スヤァ…
語彙力も表現力もまだまだ劣っていると思いますが、読んでいただけたら嬉しいです。コメントも、もし良ければお願いします。

※更新頻度は不定期ですm(_ _)m

2017/12/15 15:14:17 [通報]

プロローグ

「っ…!!」
彼女が僕から駆け足で遠ざかっていく。
僕の胸にはもはや後悔すらなかった。

これで良かったんだ。これでもう誰も傷つかない。

「優花…」

ふいに頬が冷たくなった。ポツ、ポツ……
雨だ。

「ごめんな…」
誰に話しかけたわけでもない。ただ、言っておきたかった。


僕は静かに涙を流した。


今、僕が冬の雨に濡れながら泣いているなんて、彼女は想像もできないだろう。


「君が……いいんだ。君じゃないと、ダメなんだ」




僕はポケットの中に入っていたブタのキャラクターのキーホルダーを地面に向かって投げつけた。

2018/1/14 11:10:38 [通報]

幸福

彼女と出会ったのは、今年の夏だった。

『それがさ、俺三浦のプールでさぁ、、、』
電話の向こうから聞こえてくる友人のくだらない無駄話を聞き流しながら僕は駅のホームを歩いていた。

ふと、前を見ると茶色のブレザーに緑のチェックのスカートを履いた女子高生が柱に寄りかかって本を読んでいた。今どき待ち時間に本を読むなんて珍しい。
髪の長さは肩よりちょっと長いくらいで、どこにでもいる女子高生といった感じだ。

「三河か、、、」
『は?何?』
「あ、いやなんでも」
三河高校。僕の学校のすぐ近くの女子高だ。登下校で三河高校の前を通るため、制服くらいは知っている。僕の目の前の女子高生はどうやらその学校の生徒らしい。

しばらくして電車がきた。そして彼女は髪を揺らして電車の中に入っていこうとした。

その時、僕の体に閃光が走った。なぜだか分からなかったが、彼女の横顔が見えた瞬間、その頬に釘付けになった。
細いわけでも丸いわけでもなく、緩やかなカーブを描くその頬。

“触れてみたい”ただその感情に狩られるばかりだった。

「あの頬に触れてみたい」
つい独り言で言ってしまった。そしてすぐに後悔した。
『何言ってんの、お前気持ち悪いんだけど』

2018/1/14 11:10:38 [通報]

匿名