君が消えてしまったのは夢だから大丈夫。

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「早く覚めて、さめて、サメテ」


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◎ 死 . ネタ有
◎ マイペース更新

◎ 苦手な方はUターンお願いします。





11.16 ⇢ -

2017/12/16 11:05:04 [通報]

# . prologue

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君が消えたのは夢だから。



ほら、よくある小説とかって、生き返るんだよ。

また会えるんだよ。


夢だった、で終わるんだよ。



だからさ、まだ生きてるんだよ。

君は。





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2017/12/16 11:30:38 [通報]

# . 1

5月。
暖かい風が傷んだ水色の髪を揺らす。
冬の気配は一切無く、外に出るなり太陽が顔を出していた。

ローファーの踵をトントンと地面に弾ませると、自転車に手をかけた。


「いってきます」「いってらっしゃい」
そんな会話が消えたのはいつだろうか。


誰もいない家を見上げると、ふいっと改めて前を向き、ペダルを漕ぐ足にぐっと力を入れた。


既に登校時刻を過ぎているが、いつも通りの速さで自転車を漕ぐ。
だって、遅刻魔だし。先生もわかりきっているし。

それに、みんなと一緒に登校するのは、私にとって苦痛だ。
変な目で見られる。原因はこの髪色だろうけど。

そんなことを考えていると、ちょっと苛々してきて、ペダルにいつも以上の力を入れた。


ぐんと進むスピードが速くなる。


こんな不良みたいな見た目してるけど、中身は普通だし。
ちゃんと交差点にきたらスピードを落とす。

でも、今日は、落とさなかった。


嫌な思い出とか、トラウマとか、全部全部、
溜め込んだものを吐き出しているみたいに。

すっきりしたかった。
楽になりたかった。




ガシャン




ふいに聞こえた痛々しい音と同時に
横に倒れる感覚。


全てはここから始まった_____

2017/12/16 11:30:38 [通報]

匿名